塾の風景子育て、保護者向け学力アップ心を磨く目標

【中3道コン】予想と心構え

土曜日に今年度最後の中3道コンが実施されました。

私も問題を解きましたが

全問正解した教科がなく

トップ層にとっては難しいテストのように感じました。

1〜2問、解きにくい問題があるのです。

ところが

採点してみると、SS60層の子達の点数が第5回のテストよりも伸びているのです。

他の個人塾の先生方の情報も併せた予想として

平均点は第5回よりも高いかもしれません。

しかし

SS70層の子達にとっては

偏差値が下がるかもしれません。

あまり偏差値で判断できない模試になるかもしれません。

道コンの合格確率は、あくまでも偏差値と内申点で決められてしまいますから。

その場合には私がしっかりアドバイスします。

さて

受験生にとっては

最後の道コンの結果が最善であれば安心して臨めるでしょうが

結果が芳しくなければ不安になりますね。

出願変更を考えている方にとっては思い切って変更する後押しとなったかもしれません。

一方

出願変更を考えずに挑戦すると決めている方は

不安な気持ちを小脇に抱えて突き進むのみです。

まず

残り36日間で何を克服することによって合格ラインに乗せられるのかを

明確にしましょう。

そして

それを中心にひたすら取り組むのです。

もう、覚悟を決めているんですよね??

1つエピソードをお伝えします。

私の教え子で、札幌南高校を目指していた子がいました。

中3までは順調に好成績を維持していたのですが

冬休み前後で道コンの成績が乱高下するようになりました。

300点満点時代の話ですが

道コンで230点台だったと思います。

ちなみにその頃の札幌南のボーダーラインは270点

さらには私立高校入試を2つ受験したうちの1つは不合格

絶不調でした。

私はその子のメンタルが心配だったので

「大丈夫か?」と声をかけました。

すると、私の目をまっすぐ見て

「先生、大丈夫です!合格しますから」

と言うのです。

「わかった。応援しているから、してほしいことがあったら声をかけてね」と伝えました。

その子は入試本番290点越えで合格しました。

後からお話を聞いたのですが

その子は、ナポレオンヒルの「成功哲学」を読んでおり

「思考は現実化する」という言葉を大切にしていました。

そこで

「自分は必ず合格する」と言い聞かせて

塾の自習室で学習しているときは

誰よりも長時間集中して取り組んでいました。

ご飯を食べている時は結構友達と盛り上がっていましたが…

とにかく悲壮感を漂わせることなく

合格するために必要なことをひたすら取り組んでいました。

「ダメだったらどうしよう」なんて考える隙がありませんでした。

お母さんは気が気ではなかったと思いますが

いつも車で淡々と送迎されていました。

一度玄関先でお話しさせていただきましたが

「本人が頑張るって決めて、今頑張っているんですから、私は見守るだけです。

先生、よろしくお願いします!」

いつもの溌剌とした笑顔でお帰りになりました。

私は講師人生23年のキャリアの中で

道コン合格確率98%だったのに不合格の子も見てきましたし

合格確率2%だったのに合格した子も見てきました。

あ、定員割れだったわけではないですよ!

100%や0%の表示がない意味がしっかりあるんですよ。

結局は

積み重ねてきたものが入試に表れます。

それならば

残り36日間悔いの残らないように必死に戦うのみですよね。

そうすれば、必ず結果にかかわらず次につながる何かを得ることができるのです。

ちなみに、いま紹介した子は現在立派に働いています。

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