小学校高学年以降のお子様との学習面での接し方
おそらくこの記事をご覧になっている方は、お子様が小学校高学年から中学生にかけての保護者様かと思います。
小学校低学年まであれほど素直だったのに、小4を過ぎたあたりから突然反抗し始めて…
そのような思いをされている方が多いのではないでしょうか。
私にも、中1の息子と小4の娘がいますが、中1の息子は反抗期真っ只中です苦笑
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反抗期は面白いことに、全くもって不仲になるわけではないんですよね。ある時は昔のように甘えてきますし、ある時は突然不機嫌になって「うるせ〜」「うぜぇ〜」などと豹変するんですよね。
反抗期は、人間の成長の過程で多くの子たちに訪れる時期です。
自分の自我の芽生えにより、一番信頼している親に反抗することで、「自分とは何者か」を確認するものだと言われています。
お子様の反抗期に対しては、しっかり向き合うことが大切です。人として間違えた行動をとっているならば、いくら反抗しようとも教えるべきことは教えなければなりません。
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しかし、勉強は別問題です。なぜなら、勉強をしないことが人として間違えた行動かといえば、そうとは言い切れないですよね。
勉強することのほうが、当然お子様の人生には大きくプラスになるわけですから、勉強してもらいたいところですが、勉強すべきことを親子間で冷静になって話し合うのは、なかなか至難の業です。
「じゃあ母さん、中学校時代しっかり勉強したの?」なんて言われたら、反応に窮してしまう方もおられるのではないでしょうか。反抗期のお子様は、屁理屈をコネ回してきますから汗汗
私自身、息子が中学生になって以降、自宅で息子と勉強の話題について深く話したことはありません。一度話そうとしたことがありましたが、拒絶されました苦笑。
家で、「勉強しろよ〜」などとは口が裂けても言えません。
妻と息子の状況について話し合った上で、塾で生徒面談の際に一生徒として助言をするようにしています。
一応教育のプロである私でも、父親として家庭で学習についてお話することはできていません。いや、今ではしようとも思いません。
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小学生高学年になってから、学習についてアドバイスをするのは問題ないですが、「勉強しろよ〜!」と言って素直にお子様が勉強するようになる事例は極めて少ないです。ほぼないでしょう。
特にお父さんが言うものなら、「普段の俺のことを知らないくせに、親父風を吹かせんなよ」となりやすいようです。中にはしっかり信頼関係を構築して、適切なアドバイスをされている方もいらっしゃるようですが、少数派でしょう。
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しかし、第三者の大人が伝えるアドバイスには素直に耳を傾けてくれます。
私は、忖度なしに言いたいことをズバッという方ですが、私に反抗する子はいません。
なぜ勉強する必要があるのかを保護者の方が伝える内容と、私が伝える内容はそれほど変わらないと思います。
しかし、伝える相手が変わるだけで受け取る側の受け取り方は違ってくるものです。
学習について保護者様のお考えがお子様に伝わりにくくなってきたを実感されたら、学習塾に通うシグナルでしょう。