父「お前 塾やめろよ〜」
ちょっと刺激的なタイトルにしました…
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これは私が言ったわけではないですし
きたのっ子の誰かが言われたことでもありません。
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ある日、ある場所で
私の後ろにいた親子が話していた内容です。
おそらくお父さんと中2か中3の男の子の会話です。
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父「お前、この前のテストで360点取るって自分で言っていたのに
あんなひどい点数取るのはないだろう。
塾やめろよ〜」
子「いや、360点は母さんが決めた点数で
俺は340点を目標にしていたんだよ
前は240点だったから360点をとる自信はなかった」
父「そこは、お前と母さんとの間で決めたことだから
俺にはよくわからないんだけどさ
それでも300点を超えていないのは良くないよ
毎月、塾代に25,000円も払っているんだぞ
塾に通っている意味がないんだったら
やめた方がいいだろう」
子「いや!辞めたくない!
塾に行く時間を増やそうと思っていたんだよ」
父「だいたいな、ゲームの時間が長すぎるんだよ!
あまりにも点数が悪すぎたら
ゲームの時間を2時間に制限するって言ったよな」
子「とりあえず、前よりは点数が上がったんだから
ゲームの時間を設定するのはやめてほしい!」
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前にいるおじさんが
塾の先生だなんて知らず
公衆の面前でこんなやりとりをされていました。
数字などは少し着色していますが
おおよそこんなやりとりでした。
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ツッコミどころの多い会話だなぁ…
ゲームやスマホとの向き合い方は難しいですが
与える前にはそれなりのルールを作らないといけないですね。
無制限は、1番良くないです。
無制限のゲーム時間で成績が伸びた子は
私の記憶の中にはいません。
これは、ゲームやスマホの与え方に問題がありますね。
親の責任です。
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あと、目標点数に関して…
前回240点の子に
120点UPの360点を課すのはいかがなものでしょう。
120点UPは、かなり学習時間を増やさないと厳しい数値です。
100点UPも中々難しいですよ。
240点からなら50点アップは可能です。
それ以前に
そもそも自分の意志で決めたのならいいんですよ。
でもこの点数はお母さんが決めたみたいですね。
本人が「360点は無理」と言っているなら
この目標点は無理なんです。
目標点は
・本人にとって可能ではあるが努力が必要な点数
・自分自身で決める
この原則は押さえておきたいですね。
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あと一つ
いつも思うのですが
点数の悪い子に
「塾やめなさい」
とおっしゃる方がいますが
塾をやめさせて、点数が上がるかなぁと思ってしまいます。
発破がけのつもりで言っているのでしょうか。
それとも「違う塾に行きなさい」というつもりで言っているのでしょうか。
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点数が上がらないために
すぐに塾を変える方がいますが
それも得策ではないと思いますよ。
一度、塾の先生と対策についてお話しされた上で
「塾の授業についていけないなぁ」
「塾の対応に納得がいかないなぁ」という場合に
塾を変えるという流れが本来の流れではないでしょうか。
塾を辞めたり変えたりするだけで
点数が伸びる子はいません。
結局、本人の行動とその根底にある意識が変わらなければ
塾を変えても同じことを繰り返すだけです。