【自立?依存?】学力向上には人間的自立が不可欠
今から20年前
24歳の北野青年は
多くの政治家を育てられた方が主宰する研修会に1年間参加しました。
社会人2年目
正社員1年目の私には
精神的にも肉体的にもキツい1年でしたが
自分の意志で参加したので(職場の同調圧力がありましたが汗)
歯を食いしばって乗り越えました。
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その中で
指導してくださった師匠から次の言葉をいただきました。
「不便・不自由・不親切」
「不親切」に関しては文字通りに捉えないでください。
ネットでこの言葉を検索されれば
どなたがおっしゃっているかわかると思います。
簡単に説明いたします。
モノが溢れ、サービスにおいては至れり尽くせりが求められる現代社会において
人を育てるという点に関しては、至れり尽くせりは人をダメにさせます。
ものを与えすぎず、不便な環境の中で、初めて自分で物事を考えることができるのです。
不便・不自由な環境の中で困っている人に手を差し伸べようという「親切」心は
教育という点に関しては、時に依存心を助長させてしまうことになります。
目の前に与えられている課題を乗り越えようと必死になっている子に
時には手を差し伸べず
見守りながら
敢えて自分で取り組ませる「不親切」こそ
人の忍耐力と思考力を鍛えるものなのです。
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「先生、うちの子の学力を高めるために
先生は何をしてくださるのでしょうか?」
面談でこのように尋ねられたことが何度かあります。
私の答えは
「この塾のシステムの中で
『自分は学力を伸ばしたい』と思えるきっかけとなる情報をお話しします。
先輩方の成功例などです。
でも
その情報を生かして
『自分は学力を伸ばしたい』と思えるかどうかは
本人次第です。
依存心が強いお子様は
自分から学習するようになるには時間がかかると思いますが
自立して自ら進んで学習するように育てるには
避けては通れない道ですよ」
です。
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自立心の旺盛な子は
この小さな個人塾の中にあるあらゆるコンテンツを使用して
積極的に勉強に取り組みます。
・メビウス
・塾長自作自演の単元ビデオ
・目標を明確にする「夢日誌」というコンテンツ
これらがそのほとんどです。
その効果は
塾の合格実績を見ていただければ
お分かりいただけると思います。
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依存心が強いと
自分から願望を鮮明に描こうというエネルギーが弱くなります。
その分
勉強熱心なお子様よりも学習時間・学習量は少なくなるでしょう。
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家で勉強しない我が子を見て
「勉強しなさい!!」と言い続けるお母さんが世の中には多くいらっしゃいます。
言いたくなる気持ちはとてもよくわかります。
私にも中学生と小学生の子どもがいますから。
しかし
この言葉を浴びせられ続けたお子様で
積極的に勉強に励み、学力を伸ばした子に
私は出会ったことがありません。
「先生はいつもそのようにおっしゃいますが
全ての子どもに当てはまる訳ではないですよね?
うちの子どもには必要なんですよ」
そう言われたことも2度ほどありますが
その後は…
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人が成長するには順序があります。
まずは心を鍛え、適切な生活習慣を作る。
そして学力を鍛えていく。
それもスモールステップで。
「心・技・体」と言われますが
本当にその通りです。
健全な心の成長と
健康で体力のある身体づくりは
学力向上には欠かせない要素です。