広島平和記念資料館
本日からG7広島サミットが開催されます。
サミットは歴史の教科書に太字で書かれています。
現在は「主要国首脳会議」という正式名称で
日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・カナダがG7の位置付けですが
第1回サミットは
1975年にフランスで開催された「先進国首脳会議」という名称でしたね。
当時の参加国にはカナダは含まれませんでした。
G6と言われていましたね。
1973年の石油危機後の経済政策を議論することが目的でした。
テストによく出る!
さらに時事ネタとして注目度抜群!
中学生もニュースでしっかり注目しておきましょう。
一時期はロシアも含めて「G8」と呼ばれていましたが
2014年のロシアのクリミア半島併合により
サミットへの参加を停止させられました。
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今年の広島サミットは直前になって大きなニュースが飛び交っています。
まず
各国首脳が広島平和記念資料館を訪問することが直前に報道されました。
特に原爆を投下したアメリカのバイデン大統領の訪問には注目すべきでしょう。
以前オバマ大統領が資料館を訪れましたが
10分ほどの滞在で本館の視察はなかったようです。
(あの資料館を滞在10分で何がわかるのでしょう)
多くの日本国民が落胆しましたが、今回は40分視察したようですね。
さらには
当日になってウクライナのゼレンスキー大統領の訪日、サミットへの出席も報道されました。
このブログを執筆している1時間前に報道されていました。
ウクライナ戦争に終わりが見えない現在
サミットが世界平和に大きく貢献することを期待するばかりです。
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その平和記念資料館ですが
私は20代の頃に2回訪れました。
そのうちの1回は資料館の方に取材もさせていただきました。
2000年8月
私は大学の夏休みを利用して、広島→長崎→山口・萩と旅行しました。
青春18きっぷを使い、ユースホステルに宿泊するという格安の旅行でした。
8月6日の広島平和記念式典、8月9日の長崎原爆犠牲者異例平和祈念式典に参列することが目的でした。
それともう1つ
私の大学時代の専攻が「社会教育」だったので
図書館・公民館・博物館などの施設の役割について研究していました。
せっかく広島に行くのだから
広島平和記念資料館での平和教育についての取り組みについて取材させていただこうと思い
事前にアポを取って、お時間をいただきました。
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当時の資料館としての課題は
被爆者の高齢化への対応でした。
語り部の方々が高齢になり
いずれ他界される事になるので
肉声をデジタル化して後世に残していくという取り組みを行っていました。
2000年当時は
あまりにも悲惨な体験だったため
被爆体験を公に語ることを拒まれる方が多くいらっしゃいました。
そのような課題と向き合いながら
被爆された方々の肉声のデジタル化を進めていたように思います。
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実際に資料館を見学されたことのある方はご存知でしょうが
とても悲惨な資料の数々が展示されています。
あの展示を目に収めるだけで核兵器の悲惨さを知るには十分でしょう。
人類は数々の戦争を繰り返し
再びヨーロッパでは核の危機に直面する戦争が繰り広げられているところです。
世代が変わるごとに
戦争の悲惨さを学び、平和を希求することは
人類にとって不変の義務なのでしょう。
教育に携わる私は
その重要な役割の一翼を担っていると思います。
子孫の代でも日本で平和な世の中が続くよう
折に触れて平和の大切さを伝えていきたいと思います。