低学年の子育てを終えるにあたって備忘録
我が息子は、今週小学校の卒業式を迎えます。
一方
我が娘は、4月から小4になります。
我々夫婦にとって
低学年の子育てを終えることになります。
周りの方々からのお支えにより
2人とも健康的に育っております。
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2人とも私たち夫婦から生まれてきた子ですが
面白いもので
息子と娘とでは特技が異なります。
持ち味が違うと言った方がいいかもしれません。
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幼児期の2人の好みはそれぞれ違いました。
息子は、とにかく数字が大好きでした。
娘は、体を動かすことが大好きです。
従って、小学校低学年の頃の学習の指導法も異なりました。
数字の大好きな息子には、学年を気にせず算数の先行学習の機会を与えました。
かけ算の九九は、年長の頃には覚えていたと思います。
本人から「先を勉強したい」という申し出があったので
算数に関しては、小4の早い段階で小6の学習を終えていたと思います。
今のところ、順調に学力を身につけていると思います。
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一方、娘には先行学習の機会は与えませんでした。
学習環境自体は、息子と変わりありません。
でも、本人から「先を勉強したい」という申し出がなかったので
普通に今の学年での学習内容を取り組んできました。
かけ算の九九も、小2の頃に覚えました。
全てにおいて学校の進度と同じです。
しかし
こちらも今のところ、順調に学力を身につけていると思います。
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2人ともこの先どのようになるかわかりません。
ですから、以下に記載する内容は参考程度に見ていただけますと幸いです。
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小学校低学年の頃に意識したことは
①毎日必ず学習時間を設ける。
②音読を必ず行う。それを妻が聞く。
③漢字練習をさせる。
④塾の宿題やドリルの丸つけは、必ず妻が行う。
⑤ゲームの時間は30分(息子が低学年の頃は20分)
あと、私は何も言っていないのですが
旅行に行っても旅先でテキストを広げる時間が必ずあったように記憶しています。
これは、決して私の「塾の先生」としての指示ではありません。
妻がそうさせていたのか、子どもたちが自分でそうしたのかわかりませんが
勉強に関しては、例外をあまり設けなかったように思います。
あっ、このように書いてしまうと
私の妻が、いわゆる「教育ママ」に捉えられてしまいそうですが
学校の成績については、特にこだわりを持っていません。
学力よりも健康面を気にするタイプです。
「北野家は寝る時間が早い」ことは有名なお話です。
3年前は、私を除く家族3人は8時前には寝ていました苦笑
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低学年の頃に1つ大事にしたことがあります。
小学1年の4月からは
必ず毎日家庭学習の時間を設けました。
特に、音読は意識して取り組ませました。
漢字は、学校で習い始める小1の2学期から取り組ませました。
そして、
できることが一つひとつ増えていった時には
「できることが増えたね!」と認めていたと思います。
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2人の子どもたちの低学年時に意識したことは
「学習の習慣化」と「学習に対する自信の養成」です。
幼い子どもが、誰の導きもなしに学習をするということは考えられません。
人は、社会の中で育つ生き物ですから
「北野家」という社会の中で、学習を当たり前にする空気を作りました。
そして、わからないことを克服させ
テストでしっかり100点を取ることで
「勉強は面白い!」という気持ちになってもらいました。
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高学年(小4)に差し掛かる娘は
学習面での「親離れ」の時期に差し掛かりました。
塾の宿題は、自分で丸つけするように指導する時期です。
自己検証力を伸ばすことが目的です。
妻から「勉強する時間だよ」と言わずに
自分自身で机に向かうように見守る時期になりました。
勉強の必要性を、学校や塾の先生から聞き
自分からテキストを広げています。
zoom自習室にも自分から毎日入っているみたいです。
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小4〜6の頃の息子は
自分から私にメビウスのプリントを要望するようになりました。
妻は、息子が小4の後半になった頃から
「息子が何の勉強をしているのかわからない」と言っていました。
あまり勉強に関与しなくなったということです。
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高学年に差し掛かると
第3者による指導というものが大切になってきますが
逆に、低学年の頃には
お母さんからの働きかけというものがとても大事になってくるのではないでしょうか。
「学ぶことは楽しい!」とは言っても
学習よりも遊びに夢中になることが当たり前のお歳頃です。
お母さんからの励ましや褒めことが、
何よりも学習へのエネルギーにつながります。
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我が家のタイプの違う2人の事例を挙げさせていただきました。
大事なことは
「いかに早く先取り学習をさせるか」ではなく
学習に対するプラスの意識を育てることです。
すると
少なくとも小学校高学年では
前向きに学習する子に育ってくれます。
中学生以降はどうなるのでしょうか??
それは、本人たちにも私にもわかりません。
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※先取り学習を否定しているのではありません。
本人が「学びたい!」というのであれば
学びの機会を与えていいと思っています。
私が息子に対して与えたように。