【2学期制】学習習慣の構築が鍵
最近札幌市内の中学校で広がっている2学期生
厚別南中でも24年度から導入されますね。
学校のお知らせにはメリットしか書かれていませんが
学習指導をメインに行ってきた私の立場から見ると
デメリットもそれなりにあります。
そのようなことを踏まえて
生徒と保護者の皆様がどのように向き合うべきかを考えてみます。
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●私の視点からみるメリット
- 中3受験生が秋から冬にかけて学力テストに没頭できる
これだけ??
これだけです。
中3の12月に学年末テストを実施して、冬期講習から受験まで一気に受験対策に打ち込むことができればベストです。
先に2学期制を導入したもみじ台中などは、この形式です。
1月の道コン明けに学年末テストがあるのは
受験生にとってはちょっと精神的に面倒を感じるのではないでしょうか。
でも
この時期のテスト範囲は、同時に入試の範囲でもありますから
なんとかなるものです。
●私の視点からみるデメリット
- テストとテストの間隔が長すぎて、学習習慣の構築が難しい。
- 「テスト勉強」という追い込みの訓練の機会が少なく、「テスト慣れ」しにくい。
- 中1や中2生は、道コンで結果を出しにくい。
まずは1について
テストとテストの間隔が長くなりますから、おそらく学校の先生は、間で単元テストを細かく実施することになると思います。
真面目な子は、単元テストに向けてコツコツ学習に取り組みますが、勉強の嫌いな子や高校入試に向けて意識の低い子は、それほど重要視してはいないでしょう。
日頃から学習習慣を構築する環境が必要になります。
勉強に対する意識が低いお子様には、塾通いは必須となるでしょう。
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次に2について
まとまったテストがあれば、1週間前からテスト勉強に集中するものです。多少無理しても、自分の目標とする結果を出すために頑張れるものです。
この頑張る姿勢の積み重ねが、受験勉強の追い込みにもつながります。
しかし、テストの回数が少なければ、その訓練回数も少なくなりますから、学習姿勢の構築には影響が出てくると思います。
やはり、塾通いをして、道コンなど公開模試に向けて対策を立てる訓練をすることで、追い込みの訓練の回数を増やすなどの対策が必要です。
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最後は3について
中1の8月道コン、中2の8月道コンでは、6月に定期テストを実施した子としていない子とでは、結果に差が生じます。
本当に意識の高い子には関係ないのですが、多くの子たちには影響するでしょう。
なぜなら、学校の定期テストは、内申点に関わりますから、それを知っている中学生たちは、一生懸命に頑張るのです。
だから、一度定期テストを通して学習した単元を仕上げている子たちにとっては、道コンは復習程度で臨めるものです。
しかし、一度も定期テストを経験していない子にとっては、履修内容を仕上げていない状況から道コン対策をするので、道コンのハードルが高くなります。
8月道コンの取り組み方には、意識づけの工夫が必要になります。
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きたのっ子たちには
意識の面から構築していきますので
問題ありません!!
むしろ、チャンスですよ!!!!