【学力向上】「ねばならない」の思考では、まだ伸びない
SS60あたりの人たちに向けたお話です。
「こんなに勉強しているのに何で伸びないのだろう…」
こんなふうに思っている人は少なからずいます。
かなりの勉強時間を割いているけれども結果に表れない。
とても焦りますし、自信もなくなってきます。
「やっぱり元々の学力が低いからでしょうか??」
??
??
??
??
??
いいえ!そんなことはありません!
思考力の差による伸びの大きさは、確かにあります。
でも、そこに結論づけるのは、まだ早いです。
私が伸びないで苦しんでいる子を見ていると
次のような行動が見られます。
- アドバイスをしたことに対して行動が遅い
- 「今日は何がなんでもこの単元を理解するんだ」というストイックさが足りない
- 「なぜ学力が伸びないのだろう」とばかり考えて、「何をすべきか」に対する思考と行動が少ない
おそらく
その子たちの思考の土台には
「学力を高めるために今これをするんだ」という欲求や意志よりも
「勉強しなければならないなぁ」という義務感の方が強いのだと思います。
自分の願望から来る欲求は強い行動力を引き出してくれます。
義務感からは、それほど大きなモチベーションを引き出すことはできません。
日頃から
「自分などうなりたいのか??」
ということを考える思考習慣を身につけることは大切ですし
ご家庭でも
「⚪︎⚪︎しなさい」という指示・命令よりも
「今何をするの?」「どうなりたいの?」という問いかけを重視することは重要です。
・
・
北野立志塾では
最低限の宿題を出すようにしていますが
自学できるように
「今何の勉強をすることが自分のためになるのか」
を考えられる子どもたちを育てたいと思っています。
大手塾よりも宿題量は少ないですが
勉強して結果を出している子たちは
大手塾の子たちよりも長く自習室で学習しています。
学力を高められる子達のヒントは
こんなところにあると思います。