小学校時代の漢字練習は学習の「いろは」の習得
小学生の漢字練習は、昔から家庭学習の基本として取り組まれて来ました。
最近は、ICT機器の発達で漢字の自動変換機能がありますから、そこまで一生懸命に漢字を覚えるのではなく、もっと思考力を鍛えた方が良いのではないかという意見もあります。
しかし、私は敢えて言います。
漢字練習と暗記は学習の基本習慣です。
漢字を練習し学校の漢字テストで結果を出せるようになるために、自分自身で漢字を「思い出す」訓練をしますね。
この一連の流れが、中学校以降であらゆる教科で求められる「暗記」の訓練となります。
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「暗記ばっかりやっても思考力がつかないでしょう」
確かにその通りですが、そもそも思考する際に言葉を使って思考しますね。
思考する言葉が頭に入っていなければ、思考できないわけです。
つまり、思考力を高めるためにも暗記することは必要不可欠なのです。
暗記だけが目的になる学習には問題があるでしょうが、暗記を欠いてしまう学習にも問題があります。
さて
中学校に入学したら、国語の漢字だけではなく英単語、社会や理科の用語の暗記も増えてきます。
暗記の方法に王道はなく、言葉に何度も触れ、自分自身で問題を出しながら思い出す訓練の反復の末に定着するものです。とても地味な学習です。面倒に思えてくるものです。
しかし
この単調で面倒な学習を通らなければ、本当に必要な「思考力の養成」には辿り着けないのです。
単調で面倒な学習を中学生以降に習慣化させるにはより一層の根気が必要です。
できれば、小学生の頃からスモールステップにて習慣にしていきたいものです。
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そこで
北野立志塾の小学生クラスでは「漢字トライアル」を実施しています。
学校で学習する教科書の漢字を家庭学習で暗記し、塾でテストを行います。
学校の漢字テストでも高得点を取ることができるので、効果は一石二鳥です。
単調な漢字練習に対しての好みは人それぞれありますが、努力さえすれば確実に効果の表れるのが暗記分野の学習です。
ぜひ、小学生のうちから漢字練習と漢字テストを通して、暗記力を鍛えてください。