【塾の特訓】北野立志塾は特訓授業を行わない
勉強マラソン終盤
終了30分前
パタリと質問やプリント依頼の声が途絶えました。
明日テストという厚別南中生たち
きっとゾーンに入っているのでしょう。
そりゃ明日テストなんですから
今頃きたのっ子たちの頭の中には
タイムリミットが迫ったときに抽出される脳内物質
ノルアドレナリンでいっぱいになっていることでしょう。
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現在の中学生の保護者様の世代は
テスト前といえば
塾で特訓授業があったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
43歳の私が中学生の頃に通っていた塾には
テスト対策はありませんでした。
H大G…会でしたが。
今ではやっているようですね。
おそらく私よりも5歳〜10歳年下の方でしたら
塾でテスト対策というものに触れられたかもしれません。
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私が塾講師になった頃のテスト対策といえば
苦手な単元をもう一度授業をして
「ここ重要!テストによく出る!」
そのように吠えていました。
通常授業後も
「授業後特訓」などと銘打って
一度学習した内容をもう一度授業していました。
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その頃感じていたのは
「生徒たちは
『どうせテスト前にもう一度先生授業やってくれるんだろ』
という姿勢で普段の授業を聞いてしまうのではないか」
という不安でした。
実際にそのような生徒たちがいました。
そのようなメンタリティーで授業を受けるものだから
成績はなかなか伸びませんでした。
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色々な経緯を辿って
私が塾を開校してからは
テスト対策時に同じ授業を行うことはやめました。
そして
テスト3週間前の日曜日「勉強マラソン」を開催し
テスト前に自分の弱点を見つける方法と
それを克服するために取り組むべき学習方法を伝えるようにしました。
そんなに難しいことではありません。
学校のテストなのですから
・学校の教科書
・学校のノート
・学校のワーク
これらを中心に取り組めばいいのです。
そこに「塾のオリジナルテスト対策プリント」を付け加えると
勉強がややこしくなります。
塾のオリジナルプリントを必要とする人は
ごく限られた上位生です。
北野立志塾の場合は「メビウス」でポンとお渡しできますが…
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人に頼りっきりになるメンタルで
定期テストで上位を取ることは厳しいです。
さらには
中学校を卒業して
高校の定期考査に臨むときに
塾のオリジナルプリントにどっぷり浸かった子達は
路頭に迷うことになるんです…
私は
長い人生で
自分の力で這い上がれる子たちを
育てたい。