塾長の日常子育て、保護者向け

【息子】「電気ショック」が届けてくれた優しさ

腰痛で深い眠りにつけず、午前4時半に起きてからそのまま身体を動かしている北野です。

今日の寝起きは、昨夜よりもスムーズで、腰の患部から発せられる「電気ショック」も昨夜よりはマイルドになりました。

それでも痛いですがね💦

いつもは 塾から5分ほどの家路を15分かけて帰宅すると、居間で息子がYouTubeを見ていました。

「ただいまー」

「おかえりー」

そのやり取りだけで終わるのかなと思ったのですが…

「腰の電気ショック、まだ走るの?」

おぉ?これは心配してくれているのか?

「うん、授業中も結構やられたよ」

「弁当箱と水筒、洗ってあげるよ」

まじか!!!天にも昇るこの歓喜!

「じゃあ、お願いしようかな。ありがとう」

息子からの一声で、この後待ち受けている「寝起きの電気ショック」を乗り越えようという勇気をもらいました。

10月は私と息子の間で「危機」がありましたが、それを乗り越えた上で送ってくれた「優しさ」。

だから、より一層身に染み込みました。

今目の前に待ち受けている「進路」

自分の「やりたいこと」と「やらなければならないこと」の狭間で起こる葛藤

頭ではわかっていても色々と迷いが生じるのが思春期特有の現象。

いや、大人の我々でも「わかっているけどやめられない」なんてことは普通にあるじゃないですか。

「わかっちゃいるけど、タバコを吸う」

「わかっちゃいるけど、大酒を浴びる」

「わかっちゃいるけど、つい食後のデザートを多く食べる」

「わかっちゃいるけど、運動不足」

あぁ、タバコと大酒以外は私に当てはまる苦笑

でも、素敵な部分に焦点を当てたら見方が大きく変わるんですよね。

親は我が子の人生を生きられない。

我が子の側からしても、親の言いなりになんかなりたくない。

それが「思春期」

じゃあ、親は子供に何ができるのか??

10歳までは親の言うことを比較的素直に聞いてくれます。

しかし、反抗期に入る10歳以降は自分で考えさせ、色々なことを経験してもらい、喜びを分かち合い、失敗した時は見守る。

SOSがあった時にはすぐに寄り添う。

そのくらいのことしかできないと思います。

なぜなら、たとえ親子間であっても、自分以外の人をコントロールすることはできないという真理が働きますから。

「教え子」としては私の元から旅立った息子ですが、この先ずっと私の大切な息子です。

色々なことを体験して、独り立ちしてもらえれば他には何もいうことはありません。

15年前に生まれてきてくれた時、心の底からそう思っていましたが、今改めてそんな心境で過ごしています。

あとは、世間様が育ててくれます。

「世間様、よろしくお願いします」と手を合わせる気持ちでおります。

「電気ショック」が届けてくれた大切な贈り物。

学びの日々は続きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA