【英語】高校入試を通過するために必要な学習は?
昨日は、中3の10月道コンの結果を通して、全道の現中3の英語の状況を説明しました。

https://www.do-con.com/data/pdf/202410-g3.pdf 道コンデータ「24年度10月道コン資料」より
今回の道コンでは、英語で聞かれ英語で答える「英問英答」で点数を落としている子たちが多くいました。
ただ、これは10月の受験生特有の状況であると見ています。
ここで昨年の中3生たちの道コンの推移を見てみましょう。
まずは23年度10月道コン↓↓↓

https://www.do-con.com/data/pdf/202310-g3.pdf 道コンデータ「23年度10月道コン資料」より
今年の中3生たちと同じ傾向ですね。
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では、1月道コンだったらどのように変化するのでしょうか??
23年度1月道コン↓↓↓

https://www.do-con.com/data/pdf/202401-g3.pdf 道コンデータ「23年度1月道コン資料」より
最頻値が50点あたりに移動し、75点以上の受験者も多くなりました。
冬休みを通して受験英語に馴染んできた子達が多くなって来たことがわかります。
この傾向から見れば、今年の中3生たちも今よりは得点を伸ばすことはできると言えるでしょう。
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23年度1月道コンの英語について、もう少し深掘りしましょう。

赤い丸をつけました。
山が2つあるんですよね。
私はこれを、「受験直前の中3生の英語力が二極化している」と見ています。
昔と違い、英語を苦手とする子たちが一定数いることになります。
80点あたりのコブにいる子と35〜50あたりのコブにいる子たちは、何が違うのでしょうか?
それは、
1.リスニング力
2.英作文を仕上げるための文法力
これが大きく影響していると見ています。
リスニングに関しては、100点中35点を占めるまでになっています。
聞き間違いが発生すると、一気に点数を落としてしまいます。
ただ、これに関しては、多くの教育関係者が口にしていることですから、皆さんも「やっぱりそうよね」となるでしょう。
しかし、2つ目にあげた「文法力」は、時代に逆行している主張にも思えませんか?
世間的には、使える英語が大事なんだから、とにかく英会話が大事だし、英検対策でも文法の重要度はそれほど大きくないのでは??という声を耳にします。
でも、私はこの間一貫して「中学英語レベルの文法は大切だ」と言っております。
そもそも、道コンの中3英語で50点に届かない子たちは、文法力に大きな弱点を持っています。
きたのっ子たちを見ても、人数は少ないですが、英語で50点未満の子たちは、まだまだ文法に関して伸ばせる余地があります。
35点くらいになってくると、be動詞と一般動詞の使い分けという最も基本的な部分から怪しくなってきます。
これは、中1英語の初歩の段階です。
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では、この中1英語の段階を安全に乗り越えるためには、いつ頃からどのような対策を講じることが望ましいのでしょうか?
私はこのように感じています。
小5から基本文法を意識した学習をする。
会話やリスニングは小学校で取り組んでいます。
お遊びのような英語学習でしょうが、それはそれで大切だと思います。
英語を嫌いにしないというのは、初歩の学習では大切だからです。
しかし、将来に控えている高校入試を見据えたら、それなりの対策を立てることは必須ですよね。
中1から英語を学習するにあたり、1番苦労する時期は、4月〜5月です。
New Horizonの教科書ではunit1からbe動詞、一般動詞、助動詞canが同時に出てきます。
もうこれは仕方がないですね。教科書がそのようになっているので、我々がそれに対応させるしかないです。
ただ、中3入試直前の英語を見れば、多くの子たちが道コンで50点未満の点数をとっていることから見ても明らかなように、中学英語をしっかり習得できている子は少ないんですよね。
やはり、中1の初段回の英語をうまく乗り越えることを考えなければなりません。
すると、対策を開始する時期は1つしかないですよね?
そうです。小学校の時期です。
ただ、小学生にそれほど大きな学習圧をかけるのも忍びないです。
だから、小5から北野立志塾に通っていただければ、中学英語について行けるだけの文法力を身につけさせます。
まあ、本人たちの努力も求めますがね苦笑
でも、小学時代の英語学習には、それほど大きな苦労はさせませんので。緩やかに英語力を身につけさせます。
ちなみに昨年度中3の1月道コンでは、ほとんどの子たちが70点以上をとっています。もちろん100点もいました。
その子達は、小学時代から北野立志塾で英語を学習していました。
事前準備こそ中学英語を征する。
これは真理です。