【内申点】Aランクの飽和状態は終わりつつある??
先週までに、きたのっ子たちが通う全中学校の前期通知表が配布されました。
中1生たちにとっては初めて自分の内申点や内申ランクを確認することができ、今後に向けて学習意識を高めるきっかけにしていきたいですね。
通知表が返却された先週あたりから、中1生たちの自習室利用率が高まりました。
道コンで現在の偏差値を確認し、前期末テストで学校内の順位を認識し、通知表返却での内申ランクを把握できたことにより、自分自身の立ち位置と志望校合格との差分を明確にできたことで、今後志望校に合格するために学習が必要であることを実感できたのではないでしょうか。
中2生たちも、中学校生活の折り返し地点を過ぎましたが、ランクが上がった子、残念ながら下がってしまった子を問わず、向上心を持っている子たちは行動しています。
10月・11月と1番気持ちの緩みそうな中2生たちが、塾の自習室でいい空気を作ってくれているのは、とても嬉しいことです。
中3生たちは、ひたすらに合格に向けて頑張っています。
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ところで、内申点と学校の定期テストの順位は、それなりに相関関係があるものの、細かいところでは若干のずれがあります。
学年順位でベスト10の子が必ずオール5とは限りませんし、ベスト10に入っていなくてもオール5をとっている子もいます。
どのような子たちが好成績を収めているのでしょうか?
きたのっ子たちの傾向を見ると、「言われたことをしっかり取り組む子」「自分から課題に取り組もうとする子」が高い内申点を獲得しています。
通知表の5段階評価をつけているのは、学校の先生です。
テストの点数や課題提出など、客観的な数値を元にして評価をつけていますから、実際の学力と大きな齟齬が生じることは稀なのですが、関心・意欲・態度についてはどうしても先生の主観が働きます。
客観的な数値をつけようがありませんから。
「言われたことをしっかり取り組む」「自分から課題に取り組む」子たちは、誰から見ても関心・意欲・態度が高いと評価できるでしょう。
一方、宿題を忘れる、課題を提出期限まで出せない、授業中に先生の話を聞いていないなどの行動から、高い意欲を感じることはできません。
人は、それほど器用なものではありませんから、学校での取り組み方と塾での取り組み方にそれほど大きな違いはありません。
だから、道コンや定期テストの点数と内申ランクを比べた時に、私は大体納得します。
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それと、昨年あたりから感じているのですが、ここ10年ほど続いた「Aランク飽和状態」は終わりつつあるように思います。
少なくとも、2年前よりもAランクを獲得しにくくなっているように思います。
私の肌感覚で感じているのもありますが、学校関係の方からも情報を聞いたことがあります。
その点においては、中3の皆さんは中1の頃に比べて好成績を獲得しにくいと感じている人はいるかもしれません。
まあ、10年前に比べてまだまだABCランク飽和状態に感じますが…
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現学年での内申点は、学年末テストで決まります。
今回のテストで一喜一憂してしまうのはわかりますが、後期しっかり頑張り、自分の納得のいく内申点を獲得しましょう。
応援しています!
