学歴と職業での成功の相関について
4月・5月に
いろいろな業種の方々とお会いする機会があり
お仕事で結果を残している人についての話題になりました。
その中で
「うちの職場では高学歴の人ほど成績を上げられない」
というお話を数人の方々から聞きました。
さて
北野はそれに対してどのような考えが浮かんだのでしょうか??
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1人ではなかったというところがポイントなのですが
全員ではありません。
その方の主観的な意見ですし
客観的な数値が入っているわけではないので
慎重に捉えることが大切です。
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下記の話題は
以前ブログで紹介したかもしれません。
Instagramでは確実にアップしています。
厚生労働省による令和2年度賃金構造基本統計調査では
【男性の一般労働者の所定内給与額】
大学院卒 46.52万円
大卒 39.19万円
高卒 29.50万円
【女性の一般労働者の所定内給与額】
大学院卒 40.43万円
大卒 28.83万円
高卒 21.80万円
(ざっくり言うと年収を12等分した数値です)
やはり
学歴と年収が相関していることが
公的機関の文書から明らかなのです。
ですから
「あの人は北大卒業なのに仕事ができなかった」
「慶應ボーイなのに仕事はさっぱりだね」
インパクトに残りやすいから
このような事例に遭遇したことにより
「高学歴ほど仕事ができなかった」というものになったのではないかなと推察します。
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ただ
私自身も過去にはそのような事例に遭遇しましたし
教え子でも苦しんでいる子は実際にいます。
では
どのような人が学歴を活かしきれないのでしょうか。
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これは北野の経験から考える主観的な答えになりますが
「過去の学歴的な成功にあぐらをかき、その後学び続けていない」
ということに尽きます。
これは私自身戒めなければならないという思いをこめて書いています。
結局
社会に出てからも
自分自身にとって価値ある目標を明確にし
それを達成させるために
目の前に立ちはだかる課題を解決するために
努力しているか??
学んでいるか??
ここが大切だと思います。
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きたのっ子たちには
これから迎える社会の荒波を渡り歩いていくときに
自分自身で目標を立て
課題を見つけ
それを解決する術を
社会に出る前の小中学生の頃から鍛えてもらいたいのです。
その柱となるのが、これです。

学力面において
自分にとって価値ある目標を
いつも明確にしながら
今日一日を過ごすことが大切です。
そして
定期テストの時にも
親や先生から「勉強しなさい」と言われ続けなくても
自分自身が身につけたい学力を思い描くことで
自分からチャレンジする習慣を身につけてもらいたいのです。
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だから
私は北野立志塾において
手取り足取り丁寧に細かな指示を出すことはしておりません。
初めのうちは
やるべきことを明確にしておりますが
学力が徐々に高くなるにしたがって
私からの指示が減るように意識しています。
一番本人のためになる提案は
「毎日塾の自習室に来なさい」です。
塾の自習室に来たら
塾の宿題や学校の宿題はすぐに終わってしまうのです。
そこで考えるんです
「はて、何をしようかなぁ」と
その時に初めて自分自身の弱点に目が向く子もいます。
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大切なことは
目の前の学力を上げることも大切ですが
20代以降の人生を考えて
自分自身で課題を見つけて解決し
自立して歩んでいける人に育てることだと考えます。
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連休中でグータラしていますが
思考は働き続けていますよ!!!