指示ばかり受ける環境 自分で考える環境
休みの夜は本を読みます。
YouTubeを見ることも多々ありますが
なるべく本を読んでいる姿を
我が子たちに見せておかないと
示しがつきませんので苦笑
心の底から読書が好きだという方は
本当に素敵だと思います。
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私が購読している雑誌「致知」に
人間国宝で人形浄瑠璃人形遣いの
桐竹勘十郎氏の記事がありました。
14歳に人形浄瑠璃の世界に入られ
69歳にてまだまだ現役である氏の仕事観に触れ
自分の甘さに愕然としてしまいました…
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人形浄瑠璃の師弟関係について
興味深いことが書かれていました。
この世界に入門すると
一から十まで先輩や師匠が教えてくれるものではなく
先輩方を見様見真似でなぞるのだそうです。
「自分で考えなさい」というスタイルです。
公演でうまくいかなかったときでも
「自分で考えなさい」ーー
何でも細かく指示を出すと
何も考えない人になってしまい
弟子が育たないのだそうです。
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このお話にはとても共感しました。
教えるものが人形浄瑠璃と教科学習とでは違いますから
一括りにして真似ることはできませんが
考えさせることは教科学習においても大切です。
自分が目指す学力を身につけるためには
何を学習する必要があるのだろうか??
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北野立志塾では
授業内で結構その答えを伝えているんですよね。
「できない問題をできるようにしよう」
「わからないところは解説を読んだり質問したりして解決しよう」
「問題集は2回目からが本番」
「メビウスを活用しよう」
考えさせるというよりも
すでに答えを言っていますね苦笑
あとは「これらをどのように実践しようとするか」なのです。
その部分にまで細かく口出ししても
その子は育ちません。
これは、私の22年間の講師人生に裏付けられた確信です。
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学習だけではないですよ。
家での生活面にも及びます。
考える子と考えることが苦手な子がいますが
自主性や自己責任感の強い子は
やはり学力の伸びが大きいです。
試行錯誤の訓練を通して思考力が身についているのです。
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私は塾で指導を通して
自立型の人を育てていきたいと思っています。
具体的な行動をアドバイスすることもありますが
学習の方向性を示したり
その子にとって価値ある目標を設定できる情報を伝えたりすることこそ
根本的な指導だと考えます。
北野立志塾には
どの学年で必ず学力を大きく伸ばす子がいますが
私はそれほど具体的なアドバイスはしていません。
塾の自習室に入り浸り
同学年や先輩方の姿を見、
私の授業内や面談で伝えているアドバイスと結びつけて
自分流にアレンジしているのでしょう。
あとは結果が出るまで行動しているのです。
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時代によって子どもたちが持っている資質は変化していますが
人が成長するために必要な要素は
江戸時代も昭和時代も現代も
それほど変わらないでしょう。
すなわち
自分の価値ある目標に向かって
主体的に行動することです。
「主体的」の言葉の中に
自ら考え抜くという要素も含まれているでょう。