小学生ほど家庭学習に音読を取り入れて
江戸時代の寺子屋教育では、「読み・書き・ソロバン」が学びの基本でした。
それは、令和になった現代でも変わらないでしょう。
小学校時代の学習は、人間形成の土台を形作るものになります。
よって、理科・社会・プログラミング…のような専門的な知識よりも、
言語習得・思考回路の柱を構築する学習が重要です。
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小学校高学年から中学生になってから伸びる子たちに共通するのが、
「音読・漢字・計算」の力が十分に育てられているということです。
特に、音読は大切です。
国語の文章読解のみならず、
どの教科も教科書に書かれている内容を
正しく読み取ることによって理解を深めていきます。
文章を正確に理解する力を育ててくれるのが、日々の音読です。
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私はよく
その子の読解力を見極めるために、授業中に音読してもらいます。
すると
国語力のある子はスラスラ読めますが
国語力の育っていない子は、突っかかりながら読んでいます。
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なぜ、そのような読み方になるのでしょうか?
それは
文章の一言一句を正確に読み取ることに慣れていないからです。
正しくつっかからずに読み取ることに全神経を注いでいるわけですから
本文の内容は頭の中には入ってきません。
私自身、小学校時代は国語力が育っていなかったので
その子の感覚はとてもよくわかります。
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一朝一夕に効果が表れるものではありませんが
小学校1年生であれば1日5分から10分でいいので
学校で学習している単元をスラスラ読めるようになるまで
お母さんが見本を見せ、お子様に真似てもらうというスタイルで
続けられてみてはいかがでしょうか。
我が家の子どもたちは
小学1年の頃は読書が大嫌いだったのですが
音読を徹底させて取り組ませたおかげで
国語力が大きく欠落している状況を避けることはできました。
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小学生の音読学習はオススメです。