【再掲載】勉強への関わり 4段階
子育てネタです。
お子様の成長に応じて
接し方は小学生・中学生・高校生それぞれです。
ここで、保護者の皆様の関わり方について
私の考えをまとめておきます。
●第1期 小1〜小3
【テーマ】
学習習慣形成と学習に対する肯定的心構えの構築
【お母さんの役割】
そばで勉強のサポートをする。丸つけする。
【この時期の主要学習】
漢字練習・音読・計算
この時期は1番関わらなければなりません。
積極的に関わりましょう。
「自主的に勉強するのを待つ」という方もいますが
自主的に勉強するほど心が育っていません。
理屈で教えるべき時期ではありません。
保護者様が手本を見せながら導く時期です。
あと
「自分は勉強ができる」という意識を植え付けたいところです。
そのために
漢字・計算をしっかりできるようにサポートし
テストで結果を出したら、しっかり褒めて差し上げましょう。
●第2期 小4〜小6
【テーマ】
自立への橋渡し
【お母さんの役割】
体調管理・メンタルサポート・学習成績管理
【この時期の主要学習】
漢字練習・音読・計算・文章題・図形
この時期は、中学校での学習が効果的に定着するための土台づくりです。
まず、中学校では知識を多く覚えます。
覚えるための訓練として漢字練習があります。
次に、数学・社会・理科で活用するための割合や単位量の数量処理能力を磨く必要があります。
いわゆる文章題を完璧にマスターすることです。
これらは、独学では難しくなってきます。
そうかといって、お母さんが勉強に関わると親子喧嘩が勃発します。
親離れの序章の時期です。
塾に通わせるべきタイミングが、この時期です。
北野立志塾では、中学生になると自主自立を求めますが
小学校高学年の子たちの学習には、かなり踏み込んだ対応をしていきます。
漢字を完璧に覚えること、算数をしっかり解けるようにすることを目指します。
●第3章 中1〜中3
【テーマ】
自学力の向上
【お母さんの役割】
体調管理・メンタルサポート・学習成績の把握(口出し要注意)
【この時期の主要学習】
5教科
親が勉強のアドバイスをしようとすると、心を閉ざします。
「勉強しなさい!」と言えばいうほど勉強しません。
いわゆる反抗期です。
第3者の大人に学習を委ねるしかありません。
引き続き、塾の先生を頼りましょう。
しかし、注意することがあります。
自分自身で自分の弱点を見つけ
自分から学習に向かう気持ちと姿勢を育む必要があります。
いわゆる自学力の養成です。
北野立志塾では、
自分の内にある願望の明確化と集団心理の力を借りて
学習意欲の向上を図りながら
学習すべき内容を示しますが
あとは、生徒が自ら勉強して学力を高めていきます。
指導者の指示を待っていたら、何も変わらないことを学ばなければならないのも、この時期です。
保護者様は、我が子の自立を意識した対応が望ましいでしょう。
しかし、完全に目を離さないでください。
お子様の成績は把握しておきましょう。
●第4期 高1〜高3
【テーマ】
大学入試に向けて学びを確実に定着させる
【お母さんの役割】
体調管理・塾代や大学進学への学費の準備
この時期には、普段の勉強に保護者様が関わっても何も変わりません。
自分の意志と思考によって学習を進めなければなりません。
自分自身で塾選びのための情報を収集し
選んだ塾の先生からアドバイスを聞き
あとは、自分自身で学校の教科書や参考書を使って
理解と定着に努める時期です。
「勉強しなさい」といっても、その言葉すら聞いていません。
高校生にいう言葉ではありません。
完全に自分の意志で動く年代です。
然るべき学習塾や予備校を選び終えたら、
保護者の皆様は、勉強のことについての口出しは無用です。
プロに任せましょう。